• 配信日:2022.05.20
  • 更新日:2022.05.16

ビジネスマッチング事例

IoT × メンテナンスを自社事業の柱へ

株式会社ショウワ 研究開発部門 研究開発エンジニア 藤野 誠一 氏 × 阿波銀行 営業推進部 地方創生推進室 田上 浩章 氏 対談

LFBのビジネスマッチングを通じて、ファクトリーサイエンティストの育成の講座を受講された、株式会社ショウワの藤野誠一様にインタビューを行いました。

株式会社ショウワ 研究開発部門 研究開発エンジニア 藤野 誠一 氏 × 阿波銀行 営業推進部 地方創生推進室 田上 浩章 氏
株式会社ショウワ 研究開発部門 研究開発エンジニア 藤野 誠一 氏 × 阿波銀行 営業推進部 地方創生推進室 田上 浩章 氏

田上 浩章 氏(以下、田上):  同社は、業務用食器洗浄機及び工業用洗浄機の自社開発をすすめる技術先行型メーカーとして「洗浄のプロ」の道を歩んでおられ、「顧客満足第一主義」をモットーにされておられます。今回、社長より直々に講座への参加を打診されたとお伺いしておりますが、その際の率直なお気持ちをお聞かせください。

藤野 誠一 氏(以下、藤野):  新卒後、研究開発部門に配属され、社長より、「業務用食器洗浄機や工業用洗浄機のモノ売り」だけではなく、メンテナンス事業の成長の役割を与えられており、機械の寿命測定を検討していたので、自身の構想と講座内容が非常にリンクしていた為。

田上: 講座を受講された後の率直な感想をお聞かせください。

藤野: オンラインでの受講自体の不都合は一切、なかった。グループで作業を行う為、講師の方が、誰かを対応している間は、待つしかないので、強いていうならば改善点にはなると思う。

今回の講座内容として、協会(講師)指定のデバイス以外を利用してシステム構築をしたため手配するのに時間がかかったが、リアルな講習であれば、自分のデバイスを講師に渡して検証していただくことも可能だったと思う。

昨今のDX化やIoT化の流れから自社サービスとの連携を社長よりトップダウンで落とされていた中で、独学で進めていたが、今回、受講したことで、方向性の指針をいただけことが最大の収穫。

また、アプリについても一から作成するのは面倒だと感じていたが、講座を通じて、簡単に作れることが分かったのも良かった。

株式会社ショウワ 制作物
株式会社ショウワ 制作物

田上: 今回の講座を今後の自社事業にどのように活かしていきたいとお考えかお聞かせください。

藤野: 機械の寿命測定ができ、故障検知が実現できれば、お客様の突発的な営業停止を未然に防ぎ、予兆を知ることで機械自体の寿命を延ばすことも可能となります。

また、寿命測定によりメンテナンスを計画的に行うことができ、メンテナンス事業者の急な呼び出しによる休日出勤や時間外労働を防ぐことが出来ます。そうすることでメンテナンス事業者の参入をより強固なものにし、結果的に急なメンテナンス対応が迅速に行えるメカニズムを作れ、お客様の満足度と事業者の労働環境双方に利益のある事業になりえます。

そのようなお客様の負担を少しでも軽減するために、講座の受講で終わらせることなく、洗浄機などにセンサーを設置し、故障を予知することでメンテナンス時期を管理していきたいです。最終的には、アプリで管理し、メンテナンスのプラットフォームにしたいと考えております。

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