• 配信日:2025.05.09
  • 更新日:2025.05.09

オープンイノベーション Open with Linkers

生体センシング2025:最新技術12選

この記事は、リンカーズ株式会社が主催した Web セミナー『生体センシングの最新技術動向 2025 ~実用化が進む AI活用センシング~』を書き起こしたものです。

リンカーズの喜多村と渡辺より、生体センシング技術の最新動向について、 400 件に及ぶ国内外の最新事例から厳選した 12 件を紹介。血糖値モニタリングや心肺機能センシング、非接触型の高齢者見守りシステムなど実用化された技術から、磁気センサーやバイオセンサーといった次世代の開発中技術まで、幅広い生体センシング技術の現状と将来像を具体的に解説します。

記事の1ページ目下部では、セミナーで使用した講演資料を無料ダウンロードいただけますので、ぜひあわせてご覧ください。

目次
●生体センシング技術 × AIで健康管理が身近になる
●「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」の概要紹介
●生体センシング技術事例12選【2025年版】
  ○【Part1:実用化編】2025年市場が注目する生体センシングベンチャー企業
    ・ Vayyar Imaging Ltd. の事例
    ・ TytoCare Ltd. の事例
  ○【Part1:実用化編】2025年リンカーズが注目する生体センシング技術
    ・ Sibel Health, Inc. の事例
    ・ Janitri Innovations Pvt. Ltd. の事例
  ○【Part2:開発編】2025年市場が注目する生体センシングベンチャー企業
    ・ Canary Medical Inc. の事例
    ・ Liom Health AG の事例
  ○【Part2:開発編】2025年リンカーズが注目する生体センシング技術
    ・ Neuranics Ltd. の事例
    ・ MIT(マサチューセッツ工科大学)の事例
  ○【Part3:モビリティ/製造/建築編】2025年市場が注目する生体センシング活用ベンチャー企業
    ・ Vvdn Technologies Private Limited の事例
    ・ Novelda AS の事例
  ○ 【Part3:モビリティ/製造/建築編】2025年リンカーズが注目する生体センシング活用技術
    ・ 株式会社ユビテックの事例
    ・ Queens University, Kingston の事例
●おわりに:「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」のご案内

生体センシング技術 × AIで健康管理が身近になる


生体センシング2025:最新技術12選

まず喜多村より、「生体センシング技術 × AIで健康管理が身近になる」というテーマについてお話しします。健康は人間の欲求の最後のフロンティアといわれています。日本の場合は専門医にすぐ診療してもらえる環境にありますが、そうではない国も少なくありません。

生体センシング2025:最新技術12選

健康に関してなぜ AI技術が絡んでくるかというと、雑多な生体情報の中から何かしら表現型を探すにあたって特徴量の抽出が必要になります。ここで AI技術が活きているのです。例えば最近では、男女の心電図や心エコーからどういう病気が考えられるかというデータを抽出し、 AI技術を活用して男女間でどういったリスクの違いがあるのか分析するという研究が行われています。

生体センシングに AI技術を加えることで雑多な生体情報の中から特徴量を抽出できるのですが、最近では AIに IoT も加えた AIoT が重要になってきています。これにより「自宅の保健室化」が進んでいると言えます。

次に、CES での事例を紹介します。私たちは 2019 年頃から毎年 CES に参加し、Baracoda 社の展示を追いかけてきました。 2019 年には体重圧により姿勢や体のバランス、体重などの生体情報を可視化するマット型のデバイスを CES で紹介していました。 2021 年には名前を変えて「 Bbalance 」というデバイスを発表。また少し遡り、 2020 年頃には 「 CareOS 」という、生体情報を鏡に表示するデバイスが発表されています。このように家にいながら自分の健康データを日々取得し、医師と連携して問診なども行えるシステムを発表してきました。これらの技術により、自宅にいながら健康データを蓄積し、経時的な体調の変化に気づいていく「自宅の保健室化」が進んでいるのです。

さらに、若い人が都市部に出て家族が地方に残っているという状況でも、こういったデバイスを両親や祖父母に使ってもらうことで、離れていても健康管理ができるようになります。このように生体センシングは AIと IoT を掛け合わせた技術が進んでいる分野と言えます。

それでは、弊社で 2025 年度版としてまとめた「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」から、事例の一部を弊社渡辺より紹介させていただきます。

「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」の概要紹介


生体センシング2025:最新技術12選

リンカーズの渡辺です。弊社から「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」をリリースしました。このレポートは3部構成で、 Part1 と Part2 ではヘルスケア向けの生体センシングを集め、 Part3 ではモビリティ、製造、建築などに向けた生体センシング技術をリストとしてまとめています。各 Part の具体的な事例紹介に入る前に、まずはそれぞれの Part の概要についてお話しさせていただきます。

ヘルスケア向けについて、 Part1 では「実用化編」として血糖値のセンシング、心肺機能のセンシング、睡眠のモニタリング、体温・体動・血圧のセンシングといった技術を取り上げています。また簡便ながん診断も含まれています。例えば皮膚がんや女性の乳がん、子宮頸がんなどは定期検診で早期発見可能ながんなのですが、定期検診を受けられない人々もいます。そのような方々に向けた技術も開発されています。その実用化例を集めたのが Part1 です。

Part1 は実用化された生体センシング技術を俯瞰するような内容ですが、生体センシング技術が、今後どのように進化するかを把握することを目的に作成したのが、 Part2「開発編」です。弊社では 2018〜2019 年頃から生体センシングを追ってきました。当時はスマートウォッチがようやく登場し、心拍や血中酸素飽和度が測定できるという段階でした。それがここ5〜6年の間に急速に成長し、 Part1 で示している製品化された技術として定着しつつあります。そのような時代の流れの中で、次の段階としてどのような技術が開発されているか調査した結果を Part2 にまとめています。

Part2 には、呼気や汗の夾雑物から必要なデータのみを取り出す技術や、生体音から特徴量を抽出してストレスや感情を分類する技術、非接触で脳波を測定して認知症だけでなく MCI (認証の前段階に当たる状態)を早期発見する技術などが含まれています。また、がんの中でも早期発見が難しい膵臓がんなどの診断支援技術や、カプセル型・インプラント型のデバイスも紹介しています。 Part1 では非侵襲型のモニタリング技術が中心でしたが、Part2では、現在開発されている体内に取り込んで生体情報を取得するデバイスに関する情報も含まれています。

Part3 では、ヘルスケア以外の分野での生体センシング活用として、モビリティや製造・建築向けの技術を集めました。モビリティ分野には、運転者の眠気・疲労・飲酒検知( DMS : Driver Monitoring System )や、子供の車内放置検知、運転者の健康起因による事故予防のモニタリング技術が含まれています。製造・建築現場では、熱中症リスクを予知するデバイスや、筋肉や骨格への負荷をモニタリングするデバイス、動作をより効率化する技術などを取り上げています。

このように、 Part1 から Part3 まで全 400 件に及ぶ技術をレポートに収録しています。全 Part まとめての購入も、個別 Part の購入も可能ですので、皆様の必要に応じた形でご利用いただければと思います。

生体センシング技術事例12選【2025年版】


生体センシング2025:最新技術12選

本セミナーでは、 レポートに掲載している 400 件の技術の中から抽出した 12 件をご紹介します。市場と技術の視点から選出しており、市場視点では資金調達額の大きいベンチャー企業、技術視点では、弊社が注目している技術を選びました。

【Part1:実用化編】2025年市場が注目する生体センシングベンチャー企業

生体センシング2025:最新技術12選

まずは Part1 「実用化編」の、市場が注目するベンチャー企業の事例から紹介します。

Vayyar Imaging Ltd. の事例

Vayyar Imaging Ltd. はイスラエルのベンチャー企業で、ラジオ波(電磁波、ミリ波)を使って非接触で高齢者の転倒検知システムを実現したデバイスを開発しています。壁に取り付けるタイプのセンサーで、カメラではなく、ラジオ波を用いることでプライバシーを保護しながら高齢者の転倒を検知し、すぐに介護者に通知する機能を持っています。さらに、センサーが居住者の行動パターンを蓄積・分析することで、潜在的な健康問題も検出可能です。家庭だけでなく高齢者向けの施設でも活用できます。

既に日本でも導入が始まっており、 2025 年度の日本市場導入を目指して進んでいます。

TytoCare Ltd. の事例

TytoCare Ltd. はアメリカの企業で、手持ちタイプのセンサーを使って遠隔で健康診断や診療を可能にするオンライン医療システム・デバイスを提供しています。デバイスには聴診器、咽頭や鼓膜の画像を撮影するカメラ、体温計が含まれています。専門医だけではなく一般の人でも操作できるよう設計されています。オンラインによる医師の指示やアプリの指示に従うことで、ユーザーは、体の適切な場所にデバイスを当てながら、正確な検査を実施することが可能です。

非侵襲的かつ容易に生体情報を取得でき、医師と連携できるため遠隔医療に適しています。既にアメリカで FDA 認証、ヨーロッパで CE 取得、日本でも医療機器登録済みです。日本では、医療従事者が少ない地域にて実装実験が始まっています。

Vayyar Imaging Ltd. や TytoCare Ltd. のように、高齢者ケアと遠隔医療に注目している企業が増加中です。世界を見渡すと簡単に診察に行けない地域に住む人が多く、こうした技術に市場の注目が集まり、投資も増えています。

【Part1:実用化編】2025年リンカーズが注目する生体センシング技術

生体センシング2025:最新技術12選

続いて、Part1 実用化編の、リンカーズが注目する技術を紹介します。

Sibel Health, Inc. の事例

Sibel Health, Inc. というアメリカの企業は、胸骨の間のくぼみに貼り付ける小型デバイス「 Adam 」を開発しています。デバイスは6 g と軽量で、音声、嚥下回数、体の動き、咳、心拍、呼吸、皮膚温度、歩数など複数のデータを取得できる多機能が特徴的です。高齢者見守りにも活用でき、貼りつける場所を変え、例えば手に付ければ睡眠モニタリングも可能になります。

Janitri Innovations Pvt. Ltd. の事例

次は Janitri Innovations Pvt. Ltd. というインドの企業の事例です。「 Janitri 」はサンスクリット語で「母」を意味し、その名の通り母体と胎児の健康を守るためのデバイスを開発しています。心電図( ECG )や筋電図( EMG )信号を利用し、ベルトレスのモニタリングパッチでお腹に貼るだけで母体と胎児の心拍、子宮収縮などをモニタリングできます。さらに分娩時の出血量を監視するデバイスと組み合わせることで、妊娠から出産まで一貫してサポートすることが可能です。

インドを含む世界の一部地域では自宅分娩の文化があり、そうした状況でも遠隔医療支援を可能にするのがこちらのような技術です。特にインドでは 2018 年以降、保健医療システムの改革により医療アクセスが改善し、医療機器開発も進んでいます。

【Part2:開発編】2025年市場が注目する生体センシングベンチャー企業

生体センシング2025:最新技術12選

Part2「開発編」に移ります。まず Part2 開発編の技術のうち、市場が注目するベンチャー企業の事例を紹介します。

Part1 でまとめている事例はすでに製品化済みのものですが、 Part2 では基礎的な段階や試作段階の技術、また医療機器では、認証取得のための臨床試験段階の技術を集めました。

Canary Medical Inc. の事例

アメリカの Canary Medical Inc. は、心音から心不全を検知するための埋め込み型デバイスを開発しています。元々は膝の整形外科用の埋め込み型デバイスを開発していた会社ですが、心不全領域にも進出しました。このデバイスは、心臓の血流に異常がある場合に生じる雑音を検出します。、埋め込み型ですので、日常生活の中でモニタリングが可能です。うっ血性心不全患者に向けた薬物療法効果のモニタリング補助としても有用で、既に人での臨床試験が進行しています。

Liom Health AG の事例

スイスの Liom Health AG では、ラマン分光法という光学的手法と機械学習を組み合わせ、血糖値を非侵襲的にモニタリングするウォッチ型デバイスを開発しています。ラマン分光により、グルコース分子に特異的な光の散乱を測定し、精度の高い血糖値測定を目指しています。ラマン分光法を用いたグルコース検知義技術は以前から存在しましたが、デバイスが大型でウェアラブル化が難しいという課題がありました。 Liom Health AG はこの小型化に成功しつつある企業として注目されています。

同社が開発したデバイスは連続6時間以上の血糖値のモニタリングが可能で、キャリブレーション(校正)も不要という特徴があります。パイロット試験では、被験者ごとの校正なしで 14.5% の MARD (平均相対絶対差)を達成しており、健康管理目的としては比較的良好な値といえます。

生体センシング2025:最新技術12選

ここで、今回のレポート分析について補足します。センシング原理を9つ(光学、機械量、電気、音、熱、化学、電磁波、生物学的、磁気)に分類し、各技術との関連を調査しました。特徴として、 Part2 「開発編」では Part1 「実用化編」には見られなかった「磁気」センサーが登場し、「生物学的(バイオセンサー)」の件数が増加していることが挙げられます。

【Part2:開発編】2025年リンカーズが注目する生体センシング技術

生体センシング2025:最新技術12選

リンカーズが注目する技術として、Part2 で登場・増加した磁気センサーとバイオセンサーの代表例を紹介します。

Neuranics Ltd. の事例

まずは磁気センサーの事例です。イギリスの Neuranics Ltd. という企業は骨格筋が収縮する際に生じる微弱な磁場を TMR 量子技術(トンネル磁気抵抗技術)で測定する磁気筋電図( MMG )デバイスを開発しています。磁性材料と、信号を増幅する圧電材料を組み合わせることで、服の上からでも筋肉の微細な動きを検出できます。従来の心電図や筋電図は電極を皮膚に直接貼る必要がありましたが、このデバイスなら非接触で測定可能です。ユーザーの負担が軽減され、精度も高く、エネルギー消費も少なく小型化も可能という特徴があります。

特に心臓の働きを高解像度かつ明瞭に示すことができる点が注目されており、2025 年の CES でも展示されました。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の事例

次はバイオセンサーの事例です。アメリカの MIT では炎症性バイオマーカーに応答する飲み込み型カプセルを開発しています。このカプセルでは、炎症性マーカーである一酸化窒素を検出すると光る大腸菌を用いています。遺伝子改変義技術を用いた大腸菌の光を指標として炎症を検知しています。。 1.4 cm3 のカプセル型で、このデバイスは、大腸菌の発光信号を電子信号に変換して無線で外部のデバイスに送信します。食事由来の NOx 化合物の影響を受けず、嫌気条件下でも機能窒素酸化物を検出できることが証明されています。

特に炎症性腸疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎の早期診断支援の目的で、飲み込むだけで非侵襲的にモニタリングできるデバイスとして紹介しました。

ここまでが Part 2 の事例紹介です。心不全や糖尿病など慢性的な疾患に対して日常生活の中でモニタリングする技術が注目されており、投資を集めています。また弊社注目技術では、磁気センサーやバイオセンサーなどを活用することでユーザーの負荷を下げるデバイスの開発を紹介しました。

【Part3:モビリティ/製造/建築編】2025年市場が注目する生体センシング活用ベンチャー企業

生体センシング2025:最新技術12選

Part3 「モビリティ / 製造・建築編」で取り上げた中で、市場が注目するベンチャー企業を紹介します。

Vvdn Technologies Private Limited の事例

インドの Vvdn Technologies Private Limited という企業では、高解像度のカメラと生体センサーを用いたドライバーモニタリングシステムを開発しています。車のダッシュボード上にカメラと赤外線カメラを設置することでドライバーの目や頭の動き、表情を分析し、疲労や注意散漫、異常行動を検出します。さらにシートセンサーやステアリングセンサー(ハンドル部分のセンサー)も組み合わせ、姿勢も含めた複合的情報から安全運転を支援します。複合的な情報をモニタリングすることでより安全な運転環境を提供する技術です。

Novelda AS の事例

ノルウェーの Novelda AS という企業では、UWB( Ultra-Wide Band :超広帯域無線)技術を使い、車内の子供置き去り検知やシート占有検知システムを開発しています。1つのレーダーデバイスで車内全体の人物検知が可能で、呼吸や心拍も検出できます。設置するセンサー数が少なくて済むため、高いコスト効率を実現しています。

DMS と子供置き去り検知( CPD : Child Presence Detection )は、欧州の新車アセスメントプログラムにも組み込まれてきており、これらが搭載されていないと高い評価を得られなくなってしまうため、開発が進んでいます。資金調達状況を見ても、この分野への注目度の高さがうかがえます。

【Part3:モビリティ/製造/建築編】2025年リンカーズが注目する生体センシング活用技術

生体センシング2025:最新技術12選

最後に Part3 「モビリティ / 製造・建築編」の技術のうち、リンカーズが注目しているものを紹介します。

株式会社ユビテックの事例

製造業・建築分野から日本企業である株式会社ユビテックの事例として、熱中症の予兆と転倒を検知するリストバンド型デバイス『 Work Mate 』を紹介します。体温、脈拍、加速度、温湿度をモニタリングし、分析することで、熱中症予兆や疲労度をアラートとして通知する機能を持っています。 2024 年 11 月の分析結果では、アラートを受けた作業所の 85 % が休息や作業緩和などの行動変容を起こしたという効果が報告されています。非常に効果的なデバイスと言えるでしょう。

Queens University, Kingston の事例

最後にカナダのアカデミアである Queens University, Kingston の事例を紹介します。Queens University, Kingston では、 E-textile センサーというスマートテキスタイルを使った車載メディア操作用センサーデバイスを開発しています。スマートテキスタイルに導電糸を組み込み、電気圧力信号を電気信号に変換して、車載メディア操作に使用します。例えばハンドルカバー、シートベルトパッド、ヘッドレストカバーなどに電極を配置し、タッピング、スワイプ、プレスといった動作でメディア操作が可能になります。

被験者 16 名によるシミュレーター実験では、この技術を用いることで、運転者がタッチスクリーンを使わないため視線逸脱時間が大幅に短縮されました。また、運転中の車線逸脱も 60 % 減少したと報告されています。事故リスク低減の可能性が示唆されています。

おわりに:「生体センシング先端技術 2025 調査レポート」のご案内


生体センシング2025:最新技術12選

以上、12 件の技術事例を紹介しました。 2024 年に続き、2025 年版の生体センシング先端技術調査レポートをリリースしましたので、ぜひ活用をご検討ください。3部作として「ヘルスケア向け体センシング Part1」実用化編、「ヘルスケア向け体センシング Part 2」開発編、「モビリティ / 製造・建築等向け生体センシング」(Part3)を用意しており、全 400 件の技術を俯瞰することで、生体センシングの全体像を把握し、次のビジネス展開や開発の参考にできます。

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生体センシング以外にもさまざまな技術テーマで、貴社の業務目的に合わせてカスタマイズした調査も承っております。専門の技術リサーチャーが、お客様の課題に合わせて最適なアウトプットをご提案させていただきます。こちらもお気軽にご相談ください。

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次のページには、過去リンカーズのセミナーでご紹介した生体センシング技術をまとめて掲載しております。こちらもぜひご覧ください。(「過去リンカーズのセミナーでご紹介した注目の生体センシング技術まとめ」へ

講演者紹介

生体センシング2025:最新技術12選

渡辺 彩子
株式会社リンカーズOI研究所 オープンイノベーション研究所 リサーチマネージャー 博士(農学)

【略歴】
名古屋大学大学院 生命農学研究科 博士課程修了。2021年 藤田医科大学 消化器内科にて博士研究員を務め、消化器系疾病と腸内細菌叢の研究に取り組む。2023 年よりリンカーズ オープンイノベーション研究所に入社し、医学、ヘルスケア、バイオテクノロジー領域を中心に先端技術動向調査を行う。

生体センシング2025:最新技術12選

喜多村 悦至
株式会社リンカーズOI研究所 オープンイノベーション研究所 シニアリサーチフェロー 博士(農学)

【略歴】
東北大学加齢医学研究所研究員/石巻専修大学理学部 客員教授。鹿児島大学大学院 連合農学研究科 生物利用科学専攻 博士課程修了。
2003 年英国 Dundee 大学 Life Sciences 学部 博士研究員、2011 年同学部 Senior research associate、2017 年熊本大学発生医学研究所教員を務め、DNA 複製機構や染色体均等分配機構の研究、解明に取り組む。2018 年よりリンカーズ オープンイノベーション研究所に入社し、アカデミアバックグランドを活かして、バイオテクノロジー領域を中心に先端技術動向調査、産学連携促進活動など、製造業向けの技術マッチング活動を支援している。

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