AI基本方針

本方針の対象・用語の定義

本方針は、リンカーズ株式会社(以下、「当社」といいます。)によるAIの開発・提供・利用の全過程を対象とします。当社が業務においてAIを利用する場合と、当社がお客様に提供するサービスにAIを組み込む場合のいずれにも、本方針を適用します。

本方針において「AI」とは、人工的な方法により人間の認知、推論及び判断に係る知的な能力を代替する機能を実現するために必要な技術並びに入力された情報を当該技術を利用して処理し、その結果を出力する機能を実現するための情報処理システムに関する技術をいいます(人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(以下、「AI推進法」といいます。)第2条に定める「人工知能関連技術」の定義によります)。

本方針について

当社は、「マッチングで世界を変える」というミッションのもと、製造業をはじめとする企業間のマッチングから、金融機関による顧客企業への課題解決支援まで、幅広いビジネスマッチングを支えるプラットフォームを提供しています。技術・リソースと課題を結びつけるという当社の事業において、AIは、探索の網羅性と精度を高め、自社だけでは届かない出会いを創出する中核的な技術です。当社は、AIの活用においても、課題を持つお客様、技術やリソースを持つパートナー、そして社会のすべてに価値をもたらす「三方良し」の実現を目指します。

一方で、AIの利用には、情報の正確性、公平性、プライバシー、知的財産、セキュリティに関するリスクが伴います。当社は、事業を通じて、お客様の研究開発・調達・生産をはじめとする事業上の課題やニーズ、商談に関わる機密性の高い情報に接する立場にあり、AIの活用と情報の適切な取り扱いを高い水準で両立させる責任を負っています。

当社は、AI推進法の基本理念、「AI事業者ガイドライン」及びOECD AI原則等の国内外の規範を踏まえ、AIの開発・提供・利用に際して遵守すべき原則を「AI基本方針」として定め、ここに公表します。

1. 人間中心のAI活用

当社は、人間の尊厳と権利を尊重することを前提に、AIを人の判断と創造性を拡張するための道具と位置づけ、「ユーザーファースト」の考えのもと、お客様の期待を超える価値の提供のために活用します。最終的な判断を担うのは人間であり、AIはその判断を支える役割を果たします。

2. 情報の保護

当社は、お客様、パートナー企業その他の関係者からお預かりした機密情報・営業秘密・個人情報を、同意なくAIの学習に利用せず、また学習に利用される態様で外部のAIサービスに入力しません。AIサービスの選定にあたっては、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に基づく評価を行い、契約・設定の両面で情報の保護を確認します。お客様をはじめとする皆様からの信頼を「強固な信頼インフラ」として守り続けることは、AIの時代においても変わらない当社の事業基盤です。

3. 公平性の確保

当社は、AIによる探索・推薦等の結果に不当なバイアスが生じないよう努め、特定の企業・技術を合理的な理由なく不利に扱うことのないよう、継続的に評価と改善を行います。

4. 透明性とアカウンタビリティ

当社は、提供するサービスにAIを利用する場合、その旨と、AIの能力・限界に関する情報を適切にお客様に提供します。また、AIの利用に関する社内ルール・管理体制を整備し、本方針の実践状況について説明責任を果たすよう努めます。

5. 知的財産権の尊重

当社は、AIの利用において第三者の著作権その他の知的財産権を尊重し、生成物の利用にあたっては権利侵害の防止に努めます。

6. 安全性とセキュリティ

当社は、AIの利用に起因する情報漏えい・誤情報等のリスクに対し、ISMSと一体となったリスク管理を行います。AIエージェント等の自律的に動作するAIについても、権限の適切な制限と人間による監督を確保します。

7. 人材の育成と挑戦

当社は、当社の全役員・従業員のAIリテラシー向上に継続的に投資し、一人ひとりが「オーナーシップ」を持ってAIを使いこなす組織を目指します。リスクをおそれて挑戦をやめるのではなく、「トライ&エラーの高速回転」の精神のもと、適切な統制の中でAI活用に積極的に挑戦し、お客様と日本のものづくりをはじめとする産業への提供価値を高め続けます。

体制と見直し

当社は、本方針の実践のために必要な組織・体制を整備し、役割と責任を明確にします。また、AIの利用に関するルールを社内の正式な規則として定め、全役員・従業員に周知・徹底するとともに、技術動向・法令・ガイドラインの変化に応じて、本方針及び社内ルールを機動的に見直します。

制定日:2026年10月1日
リンカーズ株式会社
代表取締役 加福 秀亙